松原ゼミ第3期生となる2024年度生13名が4月より配属され、前期のゼミ活動がスタートしました。現在は、それぞれの研究テーマや表現方法を模索しながら、卒業研究に向けた基礎づくりを進めています。
前期の導入では、図書館で先行研究を調べる課題にも取り組みました。まだ具体的な研究テーマは定まっていない段階ですが、自分の興味関心を言語化し、「どのような研究が既に行われているのか」を知ることを目的としています。インターネット検索だけではなく、実際に書籍や論文に触れながら情報を探すことで、研究の入口となる視点や問いを見つけてもらいたいと考えています。
興味関心の調査フォームより、ワードクラウドと共起ワード


手のデッサン
ゼミ最初の課題として取り組んだのは「手のデッサン」です。
この課題は、2022年度生にも実施したもので、卒業式の日に贈った映像作品の中でも印象的なシーンとして残っていました。そんな経緯もあり、今年度も恒例の導入課題として実施しました。
手は、形状だけでなく骨格や関節、質感、癖など、一人ひとり異なる特徴を持っています。限られた時間の中でどこまで観察し、描写できるかによって、学生それぞれの観察力や表現の個性が見えてきます。














造形系の実習経験がある学生も多く、ある程度の傾向は想像していましたが、実際に描かれた作品からは、予想以上にそれぞれの強みや感性の違いが感じられました。
また、今回の課題を通して「形を掴むことの難しさ」を実感した学生には、ぜひ日常の中でクロッキーを続けてほしいと思っています。短時間でも描き続けることで、観察力と表現力は少しずつ磨かれていきます。
今後の課題について
今後は、観光映像についての学びを通して、地域の課題を探り出し、その土地ならではの魅力を再認識しながら、映像制作へと展開していきます。観光映像を制作する過程では、企画立案からリサーチ、撮影、編集、デザイン、発信までをグループワークで実践し、それぞれの役割を担いながら表現力やコミュニケーション力を養っていきます。
また、実際に地域へ足を運び、住民の方々や風景、文化に触れながら、学生自身が地域を多角的に捉え直していけるような学びへと繋げていきたいと考えています。映像表現を通して「地域をどう伝えるか」を考えることは、単なる制作技術の習得だけでなく、観察力や企画力、そして他者へ伝える力を育む機会にもなっていくはずだと考えています。地域と向き合いながら、学生たちと共に学びを深めていきたいと思います。
