おおいた姫島ジオパークにおける
観光映像表現の探求
―持続可能な価値創造を目指して―
今年度も姫島ジオパーク研究助成事業に応募し、
研究課題「おおいた姫島ジオパークにおける観光映像表現の探求 ―持続可能な価値創造を目指して―」が採択されました。
この助成を受けて、2025年9月2日(火)〜4日(木)にゼミ生と共に姫島村へ撮影に行ってまいりました。松原ゼミの学生8名のうち、撮影(監督)と出演者(撮影補助)の学生2名とともに姫島村での現地撮影を行いました。





🎥 研究背景と今年度の位置づけ
姫島村は人口減少が進む一方、黒曜石や七不思議、車海老養殖、アサギマダラなど豊かな自然・文化資源を有し、近年はジオパークの認定を受けて観光振興の機運が高まっています。
本研究では、こうした地域資源を映像による持続可能な価値創造へとつなぐことを目的に、学生とともに観光映像制作を実践しています。
特に今年度は、
- 「地域の語り」をどのように映像化するか
- 若年層の視点で姫島の魅力をどう描くか
- 地域住民の語り・生活文化と映像表現の接続
をテーマにし、昨年度の日本国際観光映像祭で得たプロからの指摘を活かしながら制作に挑んでいます。
🚢 撮影のテーマ:大学生が“島を探検する視点”で描く姫島
本年度の制作では、ゼミ生が企画した
「大学生が姫島を探検しながら七不思議を体験する旅」
というコンセプトを採用しました。 姫島村シナリオ
▼ 主な表現ポイント
- TikTokで多用される「カメラ・トランジション」を応用
- “一緒に旅している気分”になるテンポの良い映像構成
- 七不思議だけでなく、フェリー・島の車窓・食事風景・島人の姿も盛り込み、旅の物語性を重視
- 若者ならではの視点で、姫島の魅力を軽やかに発信する演出
撮影内容の流れ
撮影では、姫島の代表的な自然・文化スポットを中心にロケを行いました。
- フェリー乗り場・船上(出発シーン)
- 姫島港周辺・島内ドライブの景観
- 姫島七不思議エリア
- 阿弥陀牡蠣(周辺)
- 浮田
- かねつけ石
- 浮洲
- 拍子水
- 逆柳
- 千人堂
- 車海老料理の撮影
- 島の風景・港・夕景
- 帰りのフェリーからの島影
学生たちは、事前にゼミ生全員で作成した香盤表・字コンテをもとに、島内の自然環境と文化的背景を踏まえながら撮影を進めました。
今後の予定と成果発信
撮影した素材は、ゼミ内で編集作業を進め、
2026年3月18日(水)〜20日(金)に滋賀県甲賀市で開催される「第8回 日本国際観光映像祭」をはじめ、複数の観光映像祭へ応募する予定です。
なお、日本国際観光映像祭には松原自身しており、今年度もすでに観光映像の募集が始まっています。
地域の魅力が詰まった観光映像が全国から寄せられることを心より楽しみにするとともに、本研究室としても姫島の価値を広く発信できる作品づくりを目指してまいります。
日本国際観光映像祭 作品募集ページ
https://jwtff.world/archives/6034
🌏 最後に
映像制作を通じて学生が地域の魅力を「自分の心」で発見し、人口減少化時代の地域の未来につながる価値創造に関わることが、本研究の大きな意義です。
本年度も温かく迎えてくださった姫島村の皆さまに、心より御礼申し上げます。
今後も松原研究室では、姫島ジオパークをはじめ、地域と共に学び、地域の物語を紡ぐ映像表現の可能性を探求してまいります。
